家づくりがだんだんと具体的になる中で、
やっぱり「地元の工務店さんがいいなぁ」って思ったんです。
最初に「家を建てたい」と思ったのが2011年頃で、その時には大手住宅メーカーを中心にいろいろ見にいきました。見学会を回ったり、見積もりとか設計プラン、ローンのシミュレーションなどなどをやってみたんですが、土地とかもセットだったり、融通が利きにくいし、なんだかんだで「金額もすごいし」ってなって一旦やめてたんです。 それから数年経って、長男の高校進学や長女の小学校入学と、ローンを組む年齢などいろいろなタイミングが合わさって「建てるんだったら今だ!」ってなって、「土地は広くとりたいな」とか「こんな機能や装備が欲しいな」など、より具体的に考えるようになって、不動産屋さんに相談して土地を探して、そこから銀行経由でと話が進む中ではもう大手住宅メーカーさんという考えはなくなって、「地元の工務店がいいなぁ」と思うようになり、巡り合ったのが貝塚工務店さんでした。
地域に密着で創業180年、
宮大工から始まる歴史を持つ工務店に興味津々でした。
「家づくり」の希望としてあったのは、まず場所や広さなど「建てる土地をしっかり選びたい」というのと、兵庫県産木材を使って25年間固定で、変動並の超低金利融資の「兵庫県の木造住宅ローン」を利用したいというものでした。
そうして基本となる2つの希望を満たした上で相談できるということで、紹介してもらった貝塚工務店さんは、ずっと昔から活躍されている工務店さんで、地元では知名度も高い工務店さんなんですが、実際に会って詳しくお話を聞いてみると「もともと宮大工」「創業は江戸時代以来190年」と、ちょっと驚いたりしながら期待の高まるスペックで、担当者さんの細やかで丁寧なご案内も相まって、「家は長持ちするだろうな」「しっかり丁寧に建ててくれそうだな」と思いながら、他にも「断熱」の話とか(本当はこことっても大切だと思いますが)(笑)いろいろ伺いましたが、やっぱり「宮大工」っていうのが気に入ったのと、お話する中で「末永く一生のお付き合いをしよう」って想いが固まって、貝塚工務店さんで決めました。

趣味を満喫する書斎みたいな「ガレージ」と開放的な広々バルコニー。
他の家と比べて大きく違うのはやっぱり「ガレージ」です。バイクが好きで、常々ちゃんとした設備のあるところで、タイヤやチェーン、オイルなどを整備したり、車両をカスタマイズしたいと思っていたんですが、以前の住まいでは道具を広げたりできなかったので、現在はとても理想の環境で、もの凄く居心地がいいです。ガレージというよりは書斎を兼ねた部屋みたいになっています。
家を建てる時にもう一つ実現したかったのは「広いバルコニー」です。お天気のいい日に、家族全員の布団をばさーっと干したかったんです。以前の住まいでは、窓から干したり、駐車場に止めた車の上に干したりしていたので、とっても快適で魅力的なバルコニーです。それと、ベランダから花火が見えたらいいなって思っていたんですが、夏の高砂の花火大会の花火が見られて感激しました。
家族の快適空間と、日々の暮らしの基本となる水廻りには
しっかり時間をかけました。
貝塚工務店さんと出会っての年明け早々から打ち合わせが始まり、6月に着工し8月に完成いたしました。内装とかいろいろ装備品を選ぶところにはしっかり時間をかけて、壁紙、扉、床の色、トイレの便器など、ショールーム回ったりしながら「こだわり」を形にするべく頑張りました。最初はコスト重視で「安目」の品物に目がいくんですが、実際の暮らしの充実を考えると「あっちよりこっち」ってなって、元の見積もりより少しづつ高くなりました。貝塚工務店さんは工事中でも変更ができて、家を実際に造りながら細部にわたって吟味していくことが可能なので6~8月の3ヶ月はまさに「家づくり」のピークだなって感じました。
実際に出来上がった家は、「お手入れが楽」「火を使わないので夏場も快適・経済的」と妻が選んだオール電化の広々キッチンを中心に家族のくつろぎ空間ができあがりました。
対面カウンターのキッチンは妻のリクエストで奥行きが深めの充実サイズで、ご飯を作りながら一緒にお酒を楽しんだり、料理するのにもとっても使いやすいです。造り付けの戸棚収納も容量が大きくて、以前の住まいから相当量の品物を持ってきたけど、まだ余裕があって先の不安もなくて快適。キッチンに隣接のリビングの壁は珪藻土で消臭効果がとても秀逸で、お鍋やホットプレートを使っても一晩経ったらニオイはクリアという素晴らしさです。
お風呂の浴槽も大きめで、足を伸ばして入れるサイズで、毎日子供と一緒に快適に使っています。浴室暖房入れて、部屋干しの乾燥機能が使えるのが嬉しいです。電気代も思ったより安くて、長い雨降りには大活躍しました。シャワーには節水ボタンを、蛇口は最初から浄水が備わってるタイプにして、節約をしながらも快適に暮らしていきたいと思っています。
中も外もしっかり。快適な住まいに暮らす喜びを実感。
とても快適で居心地がいいです。家で過ごす時間も以前より増えて長くなりました。最初に「この土地」に出会って、まわりが畑で視界が広々とした感じが気に入って、「家を建てたい」と思って貝塚工務店さんと巡り合って、本当に良かったと思っています。
暮らしてみて実際に感じるのは、「屋内の環境がほんとにいいな」というもので、珪藻土の壁や高気密のサッシ、床下エアコンなど、貝塚工務店さんは長い間快適に暮らせる家に必要なスペックや、かけるべきコストを、素人にもわかりやすく丁寧にお話ししてくれてとても感謝しています。以前の住まいに比べて、気密・断熱性が高くすごく快適で、壁の中や床下・天井など「見えないところがすごいな」って改めて思いました。珪藻土の壁は前途の「消臭効果」の他に室内の湿度を快適に保つ「調湿機能」もあって、夏はサラサラしてるし、冬の暖房でも乾燥もなく、窓の結露もないので、カビやハウスダストも気になりません。
屋外で気に入っているのは玄関の二重扉で、ドアを開けたらすぐ外というのではなくてワンクッションあるのがとてもいい感じです。夏場は網戸代わりに風が通りますし、猫に日光浴もさせてあげられて便利に使っています。猫はいつも外に出るのを狙っているので、二重扉のおかげで「飛び出し」も減って安心です。それと、猫たちも以前の住まいよりも新しい家が気に入っているようで、以前よりも活動的になって、夜に家族が寝静まってから楽しそうに駆け回っています。階段の手すりもお気に入りの通り道で上手に滑り降りて来たりするんです。リビングに取り付けた猫用のステップ(キャットウォーク)でもよく遊んでいて、とても楽しそうです。
最初は待ち遠しかったけど、今思えばあっという間。
とても楽しい家づくりでした。
担当の方も工事の方も貝塚工務店の皆さんは、私たちが具体的なイメージが持てるようにたくさんお話しを聞いてくださったり、疑問や質問に答えるときも丁寧にわかりやすく、今回の家づくりをサポートしていただきました。品物を選ぶ時も「OK」と「NG」がはっきりしていて、「なぜ必要なのか」「なぜ使わないほうがいいのか」など、説明も細やかで、明確なアドバイスがありがたかったです。
これからは「家づくりの続き」で、庭を作っていくのをとても楽しみにしています。妻は、緑をいっぱいにして四季折々の花を咲かせたり、ハーブガーデンとかも作って、自家製のハーブを作って料理に使いたいと意気揚々としています。
以前の住まいでは日当たりが悪くてなかなか成功しなかったガーデニングですが、今回のお家は日当たりもいいので楽しみ。引越しの時に連れてきたバラやハーブ、あじさいが元気に伸びたり咲いたりするのが待ち遠しいですね。